2006年3月25日土曜日

鉄筋コンクリート造の住宅はなぜ少ないか

2006/03/25:鉄筋コンクリート造の住宅はなぜ少ないか

戸建住宅を鉄筋コンクリートで作る話はどちらかというと
少ないようです。それはなぜなのでしょう。

その理由の一つは、他の構造に比べて工費が高い
ということでしょう。坪単価で比べて1.5~2倍かかる
となれば、“高い!”と思ってしまいがちですが、
鉄筋コンクリートの高い耐久性と耐震性も考慮に入れて
もう一度考えてみましょう。

例えば建物の減価償却費の計算基礎となる
建物の法定耐用年数で比べてみると住宅の場合、
鉄筋コンクリート造では47年、木造で22年となっています。
ものの本では100年以上もつとも言われている
鉄筋コンクリート。

かつての着物やタンスのように、いい物を買って
代々使い続けていく…住宅でもそういう発想に
立てば鉄筋コンクリート住宅は、木造などに比べて
割安かもしれません。永く住み続けられるという点では
LOHAS(Lifestyles of Health and Sustainability)に
つながるところもなきにしもあらず。

いや、それでも…というかたも多いでしょう。
鉄筋コンクリートということで引っ掛かるもう一つの理由に
ついて来週お話しましょう。