2007/6/18
…へんちく家吉永の活動 その1
先週お知らせしましたとおり、大阪市谷町九丁目のカフェ伽奈泥庵でのイベント『軍艦島茶房~鉄筋の箱舟に集う人々』 で軍艦島の話をしてきました。17年前に上陸した時の写真を中心に軍艦島の建築史的価値、炭鉱遺産的価値についておしゃべりしてきました。
わたしの本業は建築家ですが優等生的建築の領域からはみ出た建築=“へんちく”にとても興味があります。また軍艦島のように他では見られない珍しい建築、今となっては同じものを作ることができない建築、過去のさまざまなエピソードを刻み込んでいる建築が、その価値がかえりみられることなく打ち捨てられている状況を見て常々“MOTTAINAI”と感じています。そこで建築家としての肩書きのほかに“へんちく研究家”と称してへんちく啓蒙活動を行っているのです。
数週にわたって所長吉永のアナザーサイド、たまに本業よりついがんばってしまう“へんちく家”としての活動を紹介したいと思います。