2007年6月18日月曜日

へんちく家吉永の活動 その2

2007/6/18
へんちく家吉永の活動 その2 
…「負の遺産」の保存と活用を考える

あまり知られていませんが、日本各地には第二次世界大戦以前に作られた軍事施設の遺構が意外と残っています。昨今、このような施設を原爆ドームのように“負の遺産”として残そうとする動きが出てきています。

“へんちく”の中で今、わたしがもっとも興味を持っているのはこの「戦争遺産」です。おととしの話になりますが、ある市からの依頼で旧砲台の保存と活用の仕方について仲間たちと提案をする会を立ち上げました。

ネガティブな印象があるのでそれらは公表されることなく、壊したくても頑丈であるためそのまま打ち捨てられていることがほとんどです。大戦の生き証人としての価値もさることながら、物資の不足している中で頑丈な施設を作る工夫も見ることができ、建築的にも残す価値は十分あります。下の写真のように趣もありますしね。