▲「工作の時代 -『子供の科学』で大人になった-」展
大阪は本町のINAXギャラリーへ
「工作の時代 -『子供の科学』で大人になった-」を観に行ってきました。
1924年(大正13)創刊『子供の科学』の工作コーナーで過去紹介された機械のミニチュアや実物の展示が面白い。
いわゆる工作キットと違って材料の調達や加工、組立後の調節は自分でやらないといけない。
その試行錯誤の過程が科学の理解を深めていたのだろう。
高度成長期、洗濯機やスピーカーなど当時としては最新の機械の原理が工作しながら理解できるように考えられている。
今の最新機器となるとパソコンとか携帯電話とか仕組みのわからないものばかりなのは、
現代の子供たちにとってはちょっぴり不幸な気がする。
もうひとつ興味深かったのは戦時中の表紙が戦意高揚を意図したものが多かったこと。
戦闘機が飛んでいたり、ガスマスクをした兵隊が走っていたり。
これも当時としては最新機器なわけだけで、これに科学の夢を見ていた時代というのも
不幸な気がする。
「工作の時代 -『子供の科学』で大人になった-」は8月22日まで。おすすめです。特にかつての工作少年の方々。▼ブログランキングに参加しています。下の二つのバナーを各々クリックしていただけると大喜びします。 ▼ 高槻市の建築家 吉永健一の設計事務所/吉永建築デザインスタジオはこちら