2008年10月18日土曜日

【おすすめ演劇】維新派「呼吸機械」を観劇に行ってきました


▲「呼吸機械」開演前の賑わい▼

劇団維新派公演「呼吸機械」を観劇に行ってきました。

毎度毎度ステキな屋外での舞台が魅力的な維新派。
今回は琵琶湖水上に舞台を組んでしまっています。

岸から湖面に向かってしらっと舞台を組んでいるけど
この水際のラインってのが法律的に非常にシビアなところでして
仮設とはいえ長期間構造物を作るのは関係各所との調整が
いろいろと難しかったんじゃないかと思います。
しかも、舞台から湖に向かって水を流してたけど
多分琵琶湖の水をくみ上げてだと思うけど
これも実はややこしいはず。

そのややこしさをすっ飛ばせるのは「アート」の特権か。
世の中には「アート」だから許されるものと
「アート」じゃ許されないものがある。
その使い分けをうまくすると世の中は最も面白くなるかも。



で、公演の方は…
とても美しい舞台だったのですが
大胆に湖面を舞台に引き込んでいるわりに
それを隠すように舞台セットが組まれるシーンが多くて
もったいなぁ、という印象でした。
1999年、熊野の大斎原旧社地での「麦藁少年」とか
2001年、室生村の県民グラウンドでの「さかしま」のイメージがあったので
残念な感じがしましたです。

う~ん、もったいない。

▼ブログランキングに参加しています。応援クリックよろしくお願いします。
にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・建築家へ 
高槻市の建築家 吉永健一の設計事務所/吉永建築デザインスタジオはこちら→