先週までポテクリ=ポテンシャルクリエーションについて
8週にわたってお話してきました。
今週はそのまとめのお話です。
ポテクリには3段階の仕事があります。
1:対象となる建築をリサーチすること
↓
2:リサーチからポテンシャルを発見すること
↓
3:ポテンシャルを生かすためのアクションを起こすこと
わたしがポテクリと自ら呼んでいる活動にはかならず
この三つがセットになっています。
このブログをずっと読んでいる方はもうお気づきだと思いますが、
「築き/気づき」のうちの“気づき”がまさにこれにあたります。
特に大事な三番目は気づきを築きに移行させる作業にあたります。
それはリフォーム、リノベーションというかたちで行われることもありますが、
「ダンパク」のようなイベントや「市街地住宅研究会」のように
本にまとめるという形でも行われます。
前者のほうがもちろん理想的なのですが
ハードルが高い分ポテンシャルが生かせず
望まれない形で改修されたり
壊される運命をたどることも少なくありません。
そのまえに後者の方法=イベントや本という形で
その価値を世に知らしめれば、後に理想的な形で
リフォームやリノベーションが行われるようになるでしょう。
条件が整えば工事をしなくても古い建物の価値をあげることが
可能でしょう。
言葉によるリノベーション
=工事をしないリノベーション
=ポテクリ
なのです。
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