日曜日、大山顕さん主催の大阪ジャンクションツアーに参加してきました。
高速道路高架下を眺めつつ大阪の各所を巡るというこのツアー、
一般には“そんなところ行って何が面白いの?”というところなのでしょうが、
一度見所見方をつかんでしまうと神社仏閣風光明媚観光ちなみに楽しめる場所なのです。
まずはその迫力スペクタルを味わってみる。
そしてその曲線美を目で追ってみる。
また、高架下の柱には一つとして同じ形がない。
それは上を通る道路の幅や高さが場所によって異なることや
特に都心では柱の落とせる位置が限られてくるなどにより、
設計者は一本一本異なる設計をし、
施工会社は一本一本違う柱を施工した。
つまり高架下の柱はオーダーメイド手作りの一本なのだ。
そう思うと愛おしくなってくる。
あなたも高速道路の下を通ることがあればちょっと見上げて
設計者、施工者の工夫、苦労をイメージしてみよう。
つまらないと思っていた風景が輝き始めるはずである。
つまらない風景などない
つまらない見方があるだけだ。
※このツアーの模様は2月2日朝日放送夕方のニュース番組NEWSゆう+にて紹介されるとのことです。
大阪府北摂高槻市の建築家 吉永健一の設計事務所/吉永建築デザインスタジオはこちら→