2010年3月10日水曜日

けんちく日記の水曜日:リノベーションシンポジウム@大阪

リノベーションシンポジウム@大阪に参加してきました。

ここで何か事故があったら日本の建築界はどうなるんだ?ってくらい
日本のリノベーション界のそうそうたる面々が集結。



テーマは「ものづくり発ものがたり行き」。
私も含めて20人近い方々が
自分の考えをプレゼンテーションしましたが
方法は違えども次のようなことは共通していました。

それは

リノベーションには既存の建物にこめられた物語を生かし
また未来に向かって物語を生み出すことができる!


ということでした。
それは安易なリフォーム業者が行う
ただきれいにかっこよくするだけのリノベーションとは一線を画す発想。
その建物だけでなくその周辺のまちや人もうきうきとさせる手段。
そして新築の場合にも有効な発想です。
むしろすべての建築はリノベーションであると言えるのかもしれません。



わたしがお話させていただいたのは
キョート*ダンメンロシュツと
プロジェクトDでの団地啓蒙活動についてでした。

どちらも具体的に建物を工事しているわけではないけれども
町家の壊れた跡やネガティブに捉えられがちな団地の
見方をかえることであたかもリノベーションしたかのように
その価値を変えてしまえる。
そしてこの方法はまだ社会的に価値が認められていない
建物の保存活用にも使えるのではないか、
というお話をしてきました。

リノベーションシンポジウム@大阪でのプレゼンテーション




大阪府北摂高槻市の建築家 吉永健一の設計事務所/吉永建築デザインスタジオはこちら→