2010年1月4日月曜日

コラムの月曜日:吉永建築デザインスタジオの2010年は?その2

さて、前回のコラムの続き

2010年の吉永建築デザインスタジオはハード面、ソフト面
両面からのリノベーションに取り組める体制を整えること、
それが今年の課題です。

吉永建築デザインスタジオでは長岡京の団地SOHOなど
マンションのリノベーション
尼崎のインナーテラスのある長屋リノベーションなど
木造住宅のリノベーションに取り組んできました。

一方
町家の切断面に注目することで
オルタナティブな京町家への視点を提案したキョート*ダンメンロシュツ
イベントやメディア戦略で団地の魅力を世の中に啓蒙するプロジェクトD
アートイベントで京都府庁旧本館に人々を引き込むECHOTOURなど
建築のポテンシャルを発見しそれを活かすことで、
建物の価値を高める活動=ポテンシャルプランニングにも
取り組んできました。

前者はハードのリノベーション
後者はソフトのリノベーション、
この両面から
建築をただきれいにするだけでなく
その建築にかかわる人々、住まう人々
あるいは周辺に住まう人々の暮らしを生き生きさせること
=建築のリバイタリゼーション(revitalization:再生、再活性化、回復、蘇生)を
実現することに2010年の吉永建築デザインスタジオは取り組んでいきます。

例えば
味はあるのになかなか入居者が入らないビル、
しつらえはいいのになかなか売れない中古マンション
建築的に価値があるのに活用されず解体の危機にある歴史的建築、
あるいは歴史的建築未満の建築
などなど
吉永建築デザインスタジオのハード、ソフト両面のノウハウを持って
サポートしていきます。

さっそく今月前半にごちゃっといろいろなことが固まり
特養ホームS園を皮切りにさまざまなプロジェクトについて
スタートダッシュをかけねばなりません。
すぐトップにギアが入れられるように三が日中も
準備を進めていました。

そして今日から仕事はじめです。
本年も吉永建築デザインスタジオをよろしくお願いいたします。


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