下地工事がすすんでいます。
壁の骨組みが建って、部屋の輪郭がおぼろげながら見えてきました。
壁に断熱材が入っていなかった洗面、トイレにも断熱材を設置しました。これで外気に面する壁は全て断熱材にくるまれます。
大阪府北摂高槻市で建築設計事務所を主宰している建築家です。
たのしくためになる建築をつくることがわたしのミッションです。
下地工事と配管工事が進んでいます。
解体が完了しました。今まで仕上に隠れていた部分の様子が分かるようになりました。
2022年に弊社が設計を手掛けたマンションリノベーションを売却することになったとお客様から連絡がありました。
こだわりを実現するためにお客様も弊社も力を注いでおりましたので残念ではありますが、そのこだわりを引き継いでいただける方の手に渡ることを祈ってやみません。
このお部屋の完成までの経緯をブログにまとめたことがありますので、以前の紹介記事とリストを再掲いたします。セカンドハウスとして使われていましたのでお部屋は体験きれいな状態と聞いております。ご興味のある方はご一報ください(yoshinaga@ysng.org)。
以下、過去記事からの転載です。
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京都市左京区にてヴィンテージマンションのリペアを手がけました。数回にわたりそのプロセスを紹介します。
マンションは築50年を超えていますがエレベータを備え、今年大規模修繕工事を行うなど設備や建物の状態は申し分ありません。お部屋も同様でした。ただし築年なりの痛みはありましたし、使い勝手を考えたときに変えたい部分もありました。大きく変える必要はなく、必要なところだけ自分好みに手を加えたい…そう思われた依頼者のHさんは「リノベーションではなくリペア」という考え方に共感されて弊社に設計の依頼をされました。
改装前 |
いい味を出しているヴィンテージ中古物件の改装について吉永建築デザインスタジオが提案するのは、新品のように取り繕うリフォームでもなく、がらりと作り変えてしまうリノベーションでもなく、よいところを生かして仕立て直す「リペア」という発想です。お気に入りの靴や着物を丁寧にリペアしながら使い続ける感覚です。
記事リスト
工務店3社から見積もりが提出されました。査定の結果、見積額が最も安かった工務店に決定しました。最も安いとはいえ、予算はオーバーしていましたので減額を考えることにしました。元の設計の質を下げすに減額することは難しいですが、ここが建築家の腕の見せ所です。
減額の方法として考えたのは次の二つです。
現在張っているフローリングを撤去しないでその上に新しいフローリングを張る。これで撤去費用と床下地を新しく組む費用が節約できます。見た目を変えず減額できます。
リビングの本棚を棚板だけのタイプに変更する。これで棚の材料費や工作費が節約できます。見た目は変わりますが収納力などスペックは変わりません。むしろ軽快に見えてよいかもしれません。