2018年4月26日木曜日

中古アパートを買ってリノベーション

前回「収益のための木造3階建てアパートの工事費」からの続き

収益型アパートを持つための手段として新築する手もありますが
もう一つ既存の中古アパートを買ってリノベーションして運営するという手もあります。

実例として本を一つ紹介しましょう。
人生を切り開く「1億円」投資思考 ―貯金50万円からはじめる、「ワッキー流・不動産投資術」
中古アパートを買って水周りや外壁などポイントに絞ってリノベーションし、
募集中の部屋をただ空き部屋にするのではなくモデルルーム化することで
“利回り30%超”の物件とした方のお話です。

建物だけでなく植栽にも手を入れるなど
タイトルの一獲千金感とは違って著者の脇田さんの行ったことは
実にこまやかでお客さんに対してのホスピタリティーを感じます。
これは新築であろうと中古であろうと大家業の基本ですので
収益型アパートを持とうとする方は必ず読んでおくほうがよいでしょう。



また、blue studioのようにあえてレトロに改装することで
木賃アパートの古さを生かしたリノベーションも人気のようです。
参考)nana|小さな街のアパルトマン(blue studioホームページより)


現在の日本は住宅を造りすぎて余っている状態です。
ただ家賃が安くするだけで満室に出来る保証はありません。

そんな中で空き家の無い経営しようと思えば
質のよいアパートをつくらなければなりません。
とすると新築工事費を極端に抑えることは
長期的な収益を考えると得策ではないのではないと思います。

また、新築するだけでなく
有効に活用されていないアパートをリノベーションにより再生させる手もあります。

質の良いアパートを造ること、空き家問題を解決すること、
それは日本の将来のためにもなるのです。
私は収益のためのアパートを設計するならこの意見に共感できる人からの依頼で行いたい。
そのように思います。