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2010年6月24日木曜日

お隣からリビングが覗かれそうな時の対処方法:けんちく知識の木曜日

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
先日、こんな相談を受けました。
「お隣に新しく家が建ったのだけど
その一室の窓からリビングが見えそう。
フェンスを作って見えないようにしたほうがよいかどうか
迷っているので相談にのって欲しい。」
というものでした。

いくつかアドバイスしてきましたが、その中の一つに
「先方の窓に目隠しをつけてもらう」
という方法があります。

これは民法で規定されているものです。
条文は以下の通り
「境界線から一メートル未満の距離において
他人の宅地を見通すことのできる窓
又は縁側(ベランダを含む。次項において同じ。)を
設ける者は、目隠しを付けなければならない。」

今回のケースはこれを適用できますがやめておきました。
むやみに法律を振りかざすよりも、近々越してくる
隣人といい関係を作るほうがよりポジティブな解決方法だからです。
“のぞかないでね~”ですめばこれに越したことはありません。

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2010年6月17日木曜日

けんちく知識の木曜日:琺瑯(ホーロー)浴槽について

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
先日、琺瑯(ホーロー)浴槽のメーカーさんが営業に来たので、
いろいろお話をうかがいました。

浴槽には他に安価なポリバスとよばれるもの
そして人工大理石、アクリル製のものがよく使われています。

琺瑯も一般に使われる浴槽の一つですが、
当事務所ではユニットバスを使わないで
お風呂を設計する時は必ずこの浴槽を選んでいます。

建て替える前の実家の浴槽が十数年経ても
綺麗だったのを覚えていてのチョイスなのですが、
実は琺瑯浴槽には他にも利点があるようなのです。



それは、「保温力」があるということ。
他の浴槽に比べて体が温まるようですよ。



また、
最近床にドンと浴槽をむき出しで置いた
お風呂の事例を見かけますが、
これも琺瑯浴槽を選ぶといいのだそうです。
他の浴槽では軽いので床に固定することになり、
工事としても手間が掛かるし場合によっては
防水を傷めることになることになるけども
琺瑯浴槽は重さが100キロほどあるので
床に置くだけで済むのだとか。

ちなみに今回営業に来られたのは
このメーカーです→大和重工業

参考)当事務所設計の浴室の例→

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2010年6月10日木曜日

けんちく知識の木曜日:プレゼンテーションを時間内に収めるための5つのコツ

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
先日、建築のシンポジウムの中継を見ていたのですが、
持ち時間をオーバーしてプレゼンテーションする演者が
ちらほら。

わたしも過去いくつかのシンポジウムに出演していますが、
時間が押して押して結局ディスカッションの時間がなくなることが
少なくありません。せっかくの議論の場がこれでは台無し。

わかっていてオーバーする方は“論外”ですが、
そのつもりでなくても思いを詰め込みすぎて
ついオーバーする方もいるでしょう。
*
そこで、今日はプレゼンテーションで持ち時間内に
収めるこつをお話しましょう。

その1
パワーポイントなどでプレゼンテーションする場合。
持ち時間1分あたりスライド1~1.5枚が目安です。

その2
ちょうど真ん中となるスライドを覚えておきましょう。
持ち時間の半分でこのスライドになれば問題なし。
オーバーしているならここからピッチを上げればよいのです。

その3
飛ばしてよいスライドを数枚決めておきましょう。
全部のピッチを上げるよりゆったりと話ができます。

その4

なれない人は本番の方が練習よりも時間が長くなりがちです。
やや短めに考えておくことをおすすめします。

その5

その上で3~5分早めに終わるように時間を設定しておきましょう。
さらに最後のスライドは話を長くも短くもできるものに
しておけばベターです。最後の帳尻がつけやすくなります。

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2010年6月3日木曜日

けんちく知識の木曜日:気になるクロネコヤマトの機密文書リサイクルサービス

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
設計事務所では個人情報をたくさん扱っています。
連絡先はもとより金額的なことご家庭個々の事情などなど。
また書面のみならず間取り図もある意味個人情報書類なわけで
それらを廃棄するときは細心の注意を払います。

プロジェクトの進行中は施主や工務店、役所、メーカーなどと
大量の書類や図面をやり取りします。プロジェクトが
終われば保存の必要がないものは廃棄するわけですが、
これが一苦労。シュレッダーはすぐいっぱいになるし、
時にへそを曲げて紙詰まりするしのひと労働。

いっそのこと書類を木っ端微塵に爆発させる
サービスでもないかと思っていたら、いいサービスを見つけました。
 ↓
クロネコヤマトの機密文書リサイクルサービス

さすがに爆発はさせません(笑)
クロネコヤマトが専用のダンボールで廃棄書類を集配し、
梱包をあけないまま溶解させるというサービスです。
そして溶解させた紙はリサイクル紙に再生するのだそうです。

もちろん料金はかかりますがシュレッダー地獄から
開放されること+エコのことを考えると
十分元が取れるサービスだと思われます。

いちいち個人情報が載っている書類をより分けるのが
めんどくさければ専用ダンボールをゴミ箱に…
というのもありかな。

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2010年5月27日木曜日

けんちく知識の木曜日:「住宅エコポイントがそろそろなくなる」?!

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
知り合いの建築士さんから聞いたお話。
「住宅エコポイントがそろそろなくなる」という情報を
お客さんが聞いて大慌てしたそうです。
各所に聞いてみるとはっきりした情報はなく、
どうも工事を煽るためのデマではないかということでした。

住宅エコポイントのホームページ
関連するQ&Aが載せられています。

Q2.予算がなくなった場合は、期限前でも締め切る可能性はありますか?

A2.十分な予算を確保しておりますが、万が一、予算額を超えることが予測される場合は、混乱を来さないよう、事前に周知を行ったうえで、期限前でもポイントの発行を終了することとなります。


とのことです。
もうすぐなくなるという事態になった場合は
告知されるということですから気になる方は
住宅エコポイントのホームページ
頻繁にチェックするようにしましょう。


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2010年5月13日木曜日

けんちく知識の木曜日:キッチン用品で左官道具が代用できる

こんにちは。吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
先日「洛西ニュータウンの団地リノベーション」を訪れた時
建て主様から聞いたお話。

「洛西ニュータウンの団地リノベーション」では
建て主Nさんがご自身で珪藻土を塗りました。
壁の入り隅など細かいところにコテが入らず苦労したそうです。
プロの職人はそれ様の小さいコテを持っているのですが
普通のホームセンターには置いてありません。

さて、どうするか?
ここでNさんが目をつけたのがバターナイフです。
これなら細かいところにも塗れますし、
何より普段から使い慣れています。
いいアイデアと思いませんか?

また、別の方からうかがった話では
ラフな仕上げでいいならばお好み焼きのコテで
塗るという荒業もあるようです。どちらも
100円ショップで売っているものですから
セルフビルドでよりローコストを目指す方には
ぴったりですね。

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2010年5月6日木曜日

けんちく知識の木曜日:『「忙しい」という人ほど、実はヒマである理由』を実践する

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
先週のブログで紹介した本
『「忙しい」という人ほど、実はヒマである理由』を
読んで自分の日々の過ごし方を見直しています。

「忙しい人」が忙しい理由の一つは
“必要だ(こうしなけれなならない)と思い込んでいる”
なのだそうです。

自分のまじめな性格はメリットであると同時に
自分にとってはデメリットなのかもしれません。
この点、ちょっとくらいいい加減でもいいのかなと思い始めています。

さて、今日は木曜日のブログテーマけんちく知識のテーマが浮かび上がりません。
今日はここら辺でご勘弁を。

さっそく実践してみました(笑)




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2010年4月29日木曜日

けんちく知識の木曜日:司馬遼太郎も住んだ公団団地

事業仕分けに関連してでしょうか
公団団地についてこんな記事が取り上げられていました。

『公団なくしてはノーベル賞受賞はありえなかった?!』(YOMIURI ONLINEより)

団地というと今ではすっかり庶民の住宅というイメージですが、
本来は中高所得層、ある程度の収入がある層でしか住むことのできない
高級住宅です。

かつては益川教授のようにセレブ層が住んでいた団地も少なくありません。
大阪は西長堀に現在も建っている西長堀アパートはその最たるものでした。




当初は野村克也、森光子も住民する今で言えば
六本木ヒルズに当たる団地でした。

大卒初任給が1万円の時代に家賃が月9000円と聞けば
その高級ぶりは想像に難いと思われます。



司馬遼太郎もこの団地に住んでいた有名人の一人。
「竜馬が行く」など多くの代表作がこの団地で執筆されたものです。

司馬氏の住まいと言うと司馬遼太郎記念館に隣接する自宅が
よく知られていますが、この自宅購入後も執筆の中心は
この西長堀アパートです。



「坂の上の雲」の二百三高地のシーンは屋上に上り
頭上に広がる空を眺めてイメージを膨らませたとか。
坂の上の雲は“団地の上の雲”だったのです。

よって司馬遼太郎記念館は東大阪ではなく
西長堀アパートこそふさわしい、と団地好きとしては思うのです。


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2010年4月15日木曜日

けんちく知識の木曜日:いい間取りを生み出すコツ

間取りソフトでプランを作って工務店なり設計事務所なりに
持ち込む方が増えてきました。

これがなかなかまとまったプランを書いてこられますが、
プロの目から見るとまだまだだなと思う点はあります。

この“まだまだ”を超えるコツ、
それは一旦作ったプランの中に自分が入り込んで
生活する時のことをイメージすることです。

一番いいのは模型、
平面図に目を近づけてイメージするのもいいでしょう。

平面のパズルという点ではうまくまとまっている。
でも生活はパズルではありません。
中で人がどう動くか、どのように光が入るか
実際の面積よりも広く感じるにはどうしたらよいか、
などイメージしてみましょう。
“まだまだ”が真に“なかなか”に変わるはずです。


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2010年4月1日木曜日

けんちく知識の木曜日:京都府庁旧本館の魅力

昨日のブログで紹介したECHOTOUR2010の会場
京都府庁旧本館の豆知識をいくつか。

旧本館は現役で使われている庁舎としては
最も古く、重要文化財として登録されています。



ECOHTOURは春の一般公開の一環として開催されていますが、
現役の庁舎ですから実は平日であれば廊下や中庭に
入ることができます。





旧知事室、正庁にも入ることができます。
(詳しくはこちら→



また、宮廷のようなインテリアの正庁は
昨年度より一般にレンタルされています。
結婚式で使われたこともあるとか。
このインテリアで式を挙げられるなんてステキです。
申し込み方法などはこちら→



という風にいつでも素晴らしい空間を楽しむことができる
旧本館ですが威厳がありすぎて入っちゃいけないんじゃないかと
誤解されているようです。



もっとその魅力を知ってもらいたい。
そして、市民活動に活用してもらいたいという思いから
ECHOTOURは企画されました。今年の開催は4月4日まで。
この機会にアートと桜、そして旧本館の素晴らしさを堪能しに来てください。



京都府庁旧本館について詳しくは
こちらをご覧ください→

ECHOTOUR2010について詳しくは
こちらをご覧ください→


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2010年3月25日木曜日

けんちく知識の木曜日:結露対策でインナーサッシを使ってみた

今月いっぱいで完成する洛西ニュータウンの団地リノベーション

リビングの窓にインナーサッシが取り付けられました。
2月末にもブログで書きましたが窓の結露対策として採用したものです。




まだ工事中ですが早速その効果が実証されました。
ここ数日雨が降っていたことと左官工事が終わったばかりで
室内の湿度が高かったため結露が起こりやすい状態でした。

インナーサッシを入れない部屋の窓はこの通り結露が発生。



インナーサッシを入れた部屋の窓はカラッとしたものです。



ちなみに改修前はおこっていた壁の結露もなし。
断熱材の効果が早速出ています。

樹脂製と言うことでちゃちくないかと心配していたのですが
サッシ自体はなかなかしっかりしています。




枠の薄いところがやや気になります。
人が出入りする掃きだし窓での耐久性はどの程度でしょうか。





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2010年3月18日木曜日

けんちく知識の木曜日:マンション、団地リノベーションにはいくらかかるか

以前にリフォーム専門業者と工事費について
意見交換をしたことがあるのですが、
家族向けのマンションで丸々改装して
500万~600万円はかかりますねということでした。
そして300万程度のケースが多いとのことでした。

今工事中の団地リノベーションでは
改装する範囲を限定することで工事費をグッと抑えています。
いま自分にとって何が必要なのか?この点を
建て主様とじっくり話し合うことで、
予算内におさめつつご希望に沿ったプランとなりました。

いま自分にとって何が大切かをきちんと見つめなおせば
おのずと改装すべき箇所と今のままでいい箇所が見えてきます。
そして、将来また手を加えればよいのです。

この発想を持てば100万円台からでもご自宅や
中古マンション・団地を自分にフィットするように
リノベーションすることは可能です。


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2010年3月11日木曜日

けんちく知識の木曜日:調湿建材にも限界がある

洛西ニュータウンの団地リノベーションでは
外気に面する壁に新たに断熱材を取り付けます。
現状のままでは壁の結露がひどいためです。
また、窓にはその内側にインナーサッシを取り付けます
これも窓の結露を抑えるためです。

実は現況の壁にはすでに珪藻土は塗られていました。
珪藻土と言うと“湿気を吸う”イメージがありますが
それにも限界があり、度を越えると結露します。
これは漆喰など調湿効果があると
言われている建材すべてに当てはまることでしょう。

窓、壁の結露については断熱をキチンとすること、
これが根本的な解決方法です。


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2010年2月25日木曜日

けんちく知識の木曜日:インナーサッシでエコポイントがつく

先日と洛西ニュータウンの団地リノベーションの
工事見積もりを取るため三社の工務店さんと打ち合わせを行いました。

そのうち一社さんから
“この機会にインナーサッシも取り付けてはいかがですか”
と提案がありました。

インナーサッシとは窓の内側にもうひとつ窓を取り付けること
いわゆる二重サッシと呼ばれているものです。

インナーサッシ自体は昔から防音などの目的で
車道に面したマンションなどで使われてきましたが、
昨今窓の断熱目的で注目されているサッシです。

戸建の住宅では断熱目的でサッシのガラスを
二重ガラスに変えることで対応できるのですが、
マンションでは多くの場合、外壁を改変することは
規制されておりその関係でガラスすら変える事が
許されないケースもあります。

そんな場合にこのインナーサッシは有効です。
部屋の内側にサッシをつけるのですからこの規約に
引っかからず窓の断熱性能を上げることが出来るわけです。



昨今注目されているもう一つのわけは、
このインナーサッシが住宅版エコポイントの対象となっているからです。
このサッシ自体は決して安いものではありませんが、
年内に着工したものであればエコポイントがついてきますから
トータルで今までよりお安く取り付けることが出来ます。
プラス断熱効果で光熱費も安く出来る可能性があるので
年内にリフォームをお考えの方は一考の価値があると思われます。

参考)
トステムのHPより

住宅エコポイント事務局の公式サイト

国土交通省のリーフレットPDF





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2010年2月18日木曜日

けんちく知識の木曜日:団地の高齢化は快適さのあらわれ

先々週、明舞団地で開催されていた
まちづくりラボの活動報告を聴講してきました。

その中で繰り返し取り上げられた
現在の明舞団地の問題点の一つに「高齢化」があります。
これはこの団地のみならず多くの団地が直面している問題でもあります。

人口が減るとともに65歳以上の人口比率が年々上がって行く…
それだけ捉えると若い人に人気がなくて高齢者だけが取り残されるという
寂しいイメージをもたれてしまうのですが、
よくよくデータを見るとこのネガティブなイメージを
覆す事実が浮かび上がってきます。

例えば今回の報告会で配布された資料に取り上げられた
下の二つの表を見てみましょう。



人口が減り(左表赤い線)高齢者の人口比率が上がっている(右表)ことがわかります。
一般に高齢化を問題にする時多くの方々はこの二つの
数字を主にして問題を述べられます。ここに間違いがあります。

左の表の黄色い線が示す世帯数を見てみましょう。
こちらは微増しています。

人口は減っているのに世帯数は減っていない。
これは何を示しているのでしょう。

このように解釈できます。
一旦住んだ人たちがあまりの気持ちよさになかなか出て行かない。
そのため子供たちの世代がそのまま住み続けたり、出戻りすることが出来ない。
よって、人口減、高齢化アップ、世帯数は変わらずとなるというわけです。

実際公団の団地に昔から住み続けている方に話を聞くと
ほんとにいいところです!という回答が返ってきます。
仕方なく住んでいるという方にはお目にかかったことがありません。

団地の高齢化は団地の住み心地のよさのあらわれである…
これは学者やメディアが伝える団地のイメージとは100%異なるものです。

高齢化が進んでいて、それが問題であることは事実です。
しかし地方の高齢化とは事情が異なります。
実情と違う過度にネガティブなイメージで現況の団地を捉えてしまうと
その対策を間違えてしまう可能性がおおいにある、
そのことをきちんと頭に入れなければ団地の再活性化の実現は
失敗に終わる。そのように思います。


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2010年2月4日木曜日

けんちく知識の木曜日:「家づくり見える化プロジェクト」

今回はこれから住まいづくりに取り掛かる人に
おすすめのサイトを紹介します。

家づくり見える化プロジェクト


その中に「見える化」調査という項目があります。

家づくり経験者20代から60歳以上まで幅広い層に
実際家をつくってみて“こうすればよかった…”や
“こうしておいてよかった!”など感じたことを
調査した結果が公表されています。

設計者としても大変参考になります。
ぜひご一読を。


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2010年1月28日木曜日

けんちく知識の木曜日:確認申請と違反建築への対応が見直される

確認申請と違反建築への対応が見直されることが
国土交通省から発表されました。

確認申請は姉歯事件を受けて
2007年にその審査の仕方がとても厳しくなりました。

厳格に審査すること自体はよいことでした。
一方、審査期間が倍以上に伸びたり
書類のちょっとしたミスや軽微な変更についても
厳しく対応するなど、申請する側にとって
とても負担となっていました。

“負担だとしてもそれくらい
きちんとやってもらわんと困るなぁ”、
と思われる方もいるでしょうが
自分が建てる身(すなわち申請する側)になれば
その大変さはわかると思います。

改正前に比べて着工までに時間がかかること、さらに
現場で大きな変更があった場合の審査に時間がかかることから
短いスパンで工事をまわす工務店などの経営を圧迫、
“建築基準法不況”といわれる状況を生みました。

今回はこれを受けて
審査は簡単に、
その代わり違反にはより厳しく当たる
方向に方針を転換するというものです。

具体的には
・審査にかかる時間を短くすること。もちろん審査の精度は変えずに。
・審査の書類を簡素化すること。こちらも審査の精度は変えずに。
そして
・違反設計への処分を徹底すること。

審査の厳密性は保たれること
そして罰すべきをきちんと厳罰できる内容ならば
審査の迅速化や簡素化は現場の実情に合わせたものとして
歓迎すべき内容と考えます。


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2010年1月7日木曜日

けんちく知識の木曜日:太陽光発電設置による雨漏りの防ぎ方

まずはasahi.comよりこんな記事を
太陽光発電、雨漏り注意 「設置工事で穴」苦情相次ぐ

住宅の雨漏りについては
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(通称 品確法)にて、
引き渡し後10年間保証されることはご存知だと思いますが、
前述の記事の場合は話がややこしくなります。

その雨漏りが果たして太陽光発電の設置工事によるものなのか?
それとも元の屋根防水の施工が悪かった、
あるいは経年変化の痛みで漏ったのか?
設置工事の後すぐ漏ればそれと原因はわかるのですが、
数ヵ月後、数年後となるとどちらが原因かの判別は難しくなり、
建築した工務店、太陽光発電の設置業者そして建て主、
三つ巴(?)でもめるケースもでてくるのではと思います。

そうならないためには
太陽光発電の設置も建築した工務店に頼むのがベストです。
これなら何が原因にしろ責任はその工務店にあるわけですから。

どうしても別になる場合はどうしたらよいでしょう。
まずは設置工事に際して設置業者と工務店で打ち合わせをしてもらうこと。
さらに設置工事中工務店に立ち会ってもらえればベストです。
これで設置工事による漏水は抑えられるでしょう。


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2009年12月31日木曜日

けんちく知識の木曜日:住宅版エコポイントの概要

住宅版エコポイントの概要が明らかになりました。

新築で最大30万円、リフォームで15万円というのはいささか
モチベーションにはならないような気がするのですが
みなさんいかがなものでしょうか?

要求されているスペックは木造住宅の場合で
平成11年の「次世代省エネ基準」。
また、家電のように買ったらついてくるものではなく
上記の基準を満たしていることを
証明あるいは申請する必要があります。
この手続きについては検討中とのことですが
煩雑だったり申請料がたんまりかかるようだと
せっかく予算をつけたにもかかわらず、
利用されない可能性もあるので政府には
よくよく考えてもらいたいものです。


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2009年12月24日木曜日

けんちく知識の木曜日:蜜蝋の威力

先週のブログお話したとおり、デザイナー仲間の忘年会を
長岡京の団地SOHO』で行いました。



そのときみな酔っ払っているからか
二度ほどコップを倒してシナ合板で出来たテーブルは
赤ワインまみれになったのですが、
ふきんでさっと拭くとワインはシミになることもなく
きれいに拭き取ることが出来ました。

このテーブルは蜜蝋を塗って仕上げています。
蜜蝋はミツバチの巣を構成する蝋で
ろうそくや自然系の化粧品にも使われていますが、
木材を保護するためのワックスとしても市販されています。

『長岡京の団地SOHO』ではこの蜜蝋ワックスを
施主であるSさんと私で塗りました。


塗り方は簡単。
スポンジに蜜蝋を少しつけて車のワックスがけの要領で
木に刷り込んでいくだけ。もともと自然由来のものなので
手についても万が一口に入っても問題ありません。


仕上がりは見た目に塗装をかけているように見えませんが、
その威力は前に書いたとおりです。しかも蜜蝋を塗ったのは
竣工時、ちょうど3年前の1回きりだからと言うから驚きです。


木の質感は残しながら、長期間きちんと水をはじく。
蜜蝋、なかなか優秀です。


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