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2010年6月29日火曜日

窓の位置を適当に決めると損です:けんちく紹介の火曜日

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
昨日のブログで工務店やハウスメーカーの住宅の中には
別の敷地で設計したものをそのまま当てはめているかのようなものがあって
建物自体はいいのにもったいない。
という話を書きました。

高槻のスキップフロアハウスはその点、
窓の位置に細心の注意を払った住宅です。



スキップフロアの立体的な空間の
広がり・変化・流れを感じるインテリアには
お茶を飲んだり、本を読んだり、ボーっと外を眺めたりできるスポットが
いくつも用意されています。

窓辺にたたずむ中での眺め、日の入り方、風の流れ方
パジャマであっても外から見えにくいアングルなど
考慮して窓の位置、大きさが決められています。
小さい住宅ですが外とのいいつながりが
実面積上の広がりをインテリアにもたらしています。













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2010年6月22日火曜日

ダンメンは京都を輝かせる:けんちく紹介の火曜日

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
昨日のブログ
もうだめと思われている建築、
あるいはネガティブに捉えられた建築が
かがやくことでまち全体が輝く、
という話をしました。

京都の町家の切断面をリサーチしたキョート*ダンメンロシュツ
見放されがちな京都の一風景に光をあてたプロジェクトです。


町家が壊された跡という京都では残念かつポピュラーな風景。
そこに京都の裏側を“鑑賞する”という視点を与えれば
普段見過ごされがちな京都の風景にも輝きを与えることができるだろう。

あなたのまちを面白いと思うもつまらないと思うもあなた次第。
おもしろくない風景など無い、おもしろくない見方があるだけなのだ。




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2010年6月15日火曜日

けんちく紹介の火曜日:狭小住宅で必要な姿勢「あきらめない」 「臨機応変に」 「目的は明快に」 「あるものでなんとかする」

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
昨日のブログではやぶさ帰還に際して
「あきらめない」
「臨機応変に」
「目的は明快に」
「あるものでなんとかする」
という姿勢に建築と同じものを感じると書きました。

狭小住宅では必ずこの心構えが大切です。
大阪のミニクーパーハウス』はその一例。
座席に座れば全てに手が届くミニクーパーのように、
小さなボディーに機能がコンパクトにつまった住宅です。


廊下をなくして面積を節約し、室内にガラスを多用することで
狭さを感じないインテリアとしました。

ここでは狭さを逆手にとって、
広い空間では味わえない“小さく”“コンパクト”な快適さが
楽しめるようにこころがけました。



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2010年6月8日火曜日

けんちく紹介の火曜日:学生たちが作り上げたコテージ

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
昨日のブログで信じてあげることの大切さについて書きました。

『伊賀のミニコテージ』は学生たちが作り上げたコテージです。



休業中の製材所を木工教室など教育や交流の場として再生する
穂積製材所プロジェクト [ホヅプロ]の一環として企画されたこのコテージ。
ほとんどの施工を学生、中にはかなづちさえ握ったことがない学生たちが
行いました。



当初は何をしたらいいかもわからずオタオタしていた学生も、
大工のスキルを学ぶうち、日に日に自分の役割を認識していきました。
今の学生にはやる気がない、進んでなにかをやることがない、
なんて思い込まないで、彼らはやるんだ!と信じること、
その素晴らしさと意義をこのプロジェクトではつかむことができました。





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2010年5月18日火曜日

けんちく紹介の火曜日:緑あふれるリッチな環境を楽しむ洛西ニュータウンの団地リノベーション

こんにちは。吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
昨日のブログにて津端さんのお話とUR団地が津端さんの意志を継いでいる
というお話をしました。

洛西ニュータウンの団地リノベーション」で
洛西ニュータウンを訪れたときにこのことをつよく確信しました。



昭和50年代の団地ですが建物の形は変われど
ゆとりのあるオープンスペースと潤いある緑が
あることに変わりはありません。



洛西ニュータウンの団地リノベーション」は
そんなリッチな環境を楽しむべく
自然系の素材を内装に使っています。
とくに無垢のスギフローリングは最高です。





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2010年5月11日火曜日

けんちく紹介の火曜日:古材も活かす海癒改装隊プロジェクト

こんにちは。吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
昨日は屋外イベント出るゴミの酷さの話をしました。

建築においても工事中たくさんの廃棄物という名のゴミが出ます。
特に建て替えでは廃材がたくさん出ます。

海癒改装隊プロジェクトではこの廃材を
ベランダのデッキ材に転用しました。

民家を解体して出た古材はしっかりした厚みと
数十年を経て得たなんともいえない味をたたえています。


足ざわりは最高です!


あえてラフに仕上げているところもあり。


隙間には漆喰や細い材を埋め込んでアクセントにしています。


“素”であることをテーマにした海癒にふさわしい改装です。

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2010年5月4日火曜日

けんちく紹介の火曜日:使い続けることが予防になる。京都府庁旧本館アートイベントECHOTOUR

こんにちは。吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
昨日のブログで日々の「景観予防、建物予防」が必要と書きました。
建物を本来の用途で使い続けること。これもその予防となります。

今年、昨年と桜の時期に開催しているECHOTOUR
普段会議室などのしか使われない
京都府庁旧本館を二週間アートイベントの会場とすることで
その本来の建築的魅力を活かし、そして発見することを
目的としています。

旧本館は重要文化財なので保存はされ続けますが、
内に篭らない開かれた使われ方をしてこそ活きる。
そのよさが活きる。京都府庁では
イベントの時のみならず日常的にも活用できるよう
いろいろと策をめぐらせているようです。









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2010年4月27日火曜日

けんちく紹介の火曜日:庭という遺産を残す住宅

昨日のコラムにて
公団団地の環境のよさが民間に移行されることで
失われることを危惧するコメントを書きました。

意識しないうちに豊かな環境をうっかり自らの手で
消してしまうことは団地の建て替えのみならず
個人住宅でもありえることです。
立派なお屋敷の庭が建て替えでシラッと
取り壊される光景を目の当たりにすると
個人の住宅もまち全体のことを意識して
計画することが大切だということを感じます。

高槻のスキップフロアハウスでは外観のデザインを
考える時にこの点を強く意識しました。




意識したのは次の二つです。

*一つは道路に近い部分を親しみやすいデザインにすること。
外壁を木で覆い、高さを1階建て半にしたのは
そのような意図によるものです。



*二つ目は庭を建て替え以前のまま残したことです。
周囲のお宅の建て替えでは庭をつぶして
大きく建てたり、駐車場にしていましたが
これはかつて緑豊かだったまちの環境を
阻害するものとして耐えられませんでした。
利便性などだけ考えれば庭でない方がいいのでしょうが
ここではあえて庭をそのまま残ることを選びました。






この住宅は3階建てです。そのまま建ててしまうと
周囲からとても浮いた建物になってしまいがちですが、
道路サイドの可愛らしい外観、そして四季を写す庭が
まちにこうあるべきという態度を示せればと考えています。

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2010年4月26日月曜日

UR都市機構賃貸住宅事業に対する事業仕分けの結論へのコメント

さて、事業仕分けの結論がでました。
『高齢者・低所得者向け住宅の供給は自治体または国に移行、
市場家賃部分は民間に移行する方向で整理』
(行政刷新会議HPより)
とのこと。

弱者対策だけでなく、公団団地の住環境としての
クオリティーの高さについて議論してもらいたかった。
なぜあれだけリッチな空間が保ち続けたのか、
それが民間に移行するとどうなるのか。

果たして写真のような環境は残されるのだろうか?
残されないとすると国民の税金によって作られた
こんなに豊かな環境の破壊に手を貸すことになる。

Co2削減そして「コンクリートから人へ」が叫ばれているこの時代に。





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2010年4月20日火曜日

けんちく紹介の火曜日:団地のよさを伝える啓蒙チームプロジェクトD

昨日のブログで旧公団のよさを伝え続けるお話をしました。

私も関わっている
団地啓蒙チームプロジェクトD
まさにこの公団団地をはじめとする高度成長期の団地や社宅のよさを
再評価する活動を2007年より続けています。



団地啓蒙チーム「プロジェクトD」は団地の再評価・再活用のため、
その魅力を広く社会に知らしめる活動を行うことを目的として、
全国団地愛好家のカリスマたち数名によって2007年結成されました。



おりしも各メディアが“団地”を取り上げ始めた時期。
プロジェクトDはメディアの団地特集への出演・取材協力、
写真集の出版、DVDの監修協力、「団地BAR」の運営、
『ダンパク~大団地博覧会』をはじめ団地イベント開催など、
ブームと中心になって活動してきました。



「プロジェクトD」のミッション、それは
“団地を一過的なブームから継続的な「文化」にする”こと。

例えば現在の京町家がそうであるように、その魅力と価値が社会的に認知され、
「旧公団の団地は住環境として素晴らしい。今となっては同じものがつくりえない。
そんな団地をあなたは建て替えますか?それとも活かしますか?」
という問いが必ずなされるようになること。

その日がくるまで「プロジェクトD」は啓蒙活動を続けていきます。

ブログ:プロジェクトD(団地情報総合サイト)




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2010年4月6日火曜日

けんちく紹介の火曜日:団地と周辺をつなげたイベント・ダンパクF~大団地博覧会in千里山団地

昨日のブログ
千里山団地での団地自治会と周辺住民共同でのイベントについて書きました。

この共同は昨年私たちプロジェクトDが主催したイベント
「ダンパクF~大団地博覧会in千里山団地」がきっかけとなりました。

「ダンパクF~大団地博覧会in千里山団地」は昨年10月
千里山団地を舞台に開催されました。

見学会あり


写真、模型展あり


トークショーあり


ダンパクFは市役所の計らいで地元のイベントRua Felizと共催、
また団地内の見学会を行うために団地自治会にもご協力いただきました。
その過程でいままでほとんど交流がなかった団地自治会と
周辺住民チームがつながるようになっていきました。

私が直接つなげたわけではないのですが、
間接的にでも地域内の交流をいい方向に活発化できたことを
うれしく思っています。

ダンパクFについて詳しくはこちらをご覧ください→


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2010年3月30日火曜日

けんちく紹介の火曜日:社宅を一般貸しのマンションに

昨日のブログにて
不動産のリノベーションをやりたくて仕方ない、という話をしました。

D社の社宅利活用プロジェクトは
高度成長期を中心に建設されたD社社宅を、
一般貸しのマンションにリノベーションする提案です。

●計画の流れ
A:各社宅のリサーチ
各社宅の規模、全体構成、住戸間取り、および
立地条件(交通、地域性、周辺施設)をリサーチ。
ターゲットとして有効な層、ライフスタイルを絞り込む。

B:各社宅のリノベーション
リサーチに基づいて外部空間および間取りのリノベーションを
プランニング、施工。 

C:連携施設とのコミュニケーション
周辺施設と連携するケースでは利活用をベストな状況で行うため
密接に打ち合わせを行う。
プランニング時は活動にフィットしたプランニングのため、
完成後についても継続的な入居率稼働率の安定と良好な運営のため。

D:D社社宅の再評価とプロモーション
D社社宅の歴史、サービスのクオリティの高さを
「団地ブーム」のごとく世の中にわかりやすくプロモーション。
社会への周知とイメージアップを入居者の獲得につなげる。

     ↓
D2アパートメントへの再生


D社社宅の建築クオリティとゆとりある環境を活かしながら、
現代のライフスタイルにフィットした集合住宅
「D2アパートメント」として再生、利活用する提案です。

D2アパートメントprojectでは社宅の有効活用を図るとともに
循環型社会への取り組み、地域コミュニティへの協力など
D社の社会貢献活動にもつなげ、
「D社発のストック活用のモデルケース」を
世に提供することも目論んでいます。


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2010年3月23日火曜日

けんちく紹介の火曜日:大阪市街地住宅研究会

昨日のブログで紹介した団地を専門用語では
市街地住宅と言います。



わたしはこの市街地住宅を研究する会、
大阪市街地住宅研究会に参加しています。



昨年にはその研究成果を
「公団一般市街地住宅の軌跡」にまとめ
各所でその報告会を行っています。



市街地住宅の魅力を時代の中に埋もれさせないために
まだまだその活動は続きます。




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2010年3月16日火曜日

けんちく紹介の火曜日:高槻のスキップフロアハウスでのまちを意識した外観

昨日のコラムにて
個人の住宅もまち全体のことを意識して
計画することが大切だと言うお話をしました。

高槻のスキップフロアハウスでは外観のデザインを
考える時にこの点を強く意識しました。




意識したのは次の二つです。

*一つは道路に近い部分を親しみやすいデザインにすること。
外壁を木で覆い、高さを1階建て半にしたのは
そのような意図によるものです。



*二つ目は庭を建て替え以前のまま残したことです。
周囲のお宅の建て替えでは庭をつぶして
大きく建てたり、駐車場にしていましたが
これはかつて緑豊かだったまちの環境を
阻害するものとして耐えられませんでした。
利便性などだけ考えれば庭でない方がいいのでしょうが
ここではあえて庭をそのまま残ることを選びました。






この住宅は3階建てです。そのまま建ててしまうと
周囲からとても浮いた建物になってしまいがちですが、
道路サイドの可愛らしい外観、そして四季を写す庭が
まちにこうあるべきという態度を示せればと考えています。


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