団地リノベで洗面台を入れ替えるとき、IKEAとサンワカンパニーの製品をよく選択します。理由の一つは安価であること、もう一つはシンプルなデザインであることです。単にシンプルな洗面台はほかのメーカーにもありますが、この2社は特に団地に合うデザインになっています。
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| サンワカンパニーの洗面台 |
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| IKEAの洗面台 |
どちらも施主が購入し工務店に支給するのが一般的です。採用を考えているなら早めに伝えておくとよいでしょう。
団地リノベで洗面台を入れ替えるとき、IKEAとサンワカンパニーの製品をよく選択します。理由の一つは安価であること、もう一つはシンプルなデザインであることです。単にシンプルな洗面台はほかのメーカーにもありますが、この2社は特に団地に合うデザインになっています。
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| サンワカンパニーの洗面台 |
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| IKEAの洗面台 |
管理規約でフローリングの場合は防音等級L-45を求められることがあります。そのため二重床の場合は床の下地を防音床下地にする必要があります。これがなかなか高い…ということでフローリングは断念してクッションフロアか…となりがちです。団地にビニール系の床材は味気ない。そんな方に選んでほしいのがコルクタイルです。
コルクタイルはフローリングの様に固くなく、それ自体が床の防音材として使われることもあるので防音性能が高い床材です。クッションフロアよりは高めですが、フローリング+防音下地の組み合わせに比べるとコストダウンができます。
クッションフロアは脚触りがべったりしているうえ、家具の跡が付きやすく傷つきやすい欠点があります。その点コルクタイルは弾力性があるので家具の跡が付きにくく、傷もつきにくいという特徴もあります。
コルクタイルは犬や猫を飼う室内の床に向いています。床に爪が立つため歩きやすく、かつ爪の跡が残りにくいのはフローリングにもクッションフロアにもない特徴です。
水にも強いのでキッチン、洗面脱衣室にも使えます。コルクタイルは自然特有の暖かさを持ち機能的にも優れた床材なのです。
団地の天井の高さをもう少し上げたいとき、天井の仕上げをはがすという手があります。
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| 改装前 |
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| 改装後 |
既存の仕上げをはがしてスケルトンのままにすると仕上げ代が節約できるのでローコストになる…ということはありません。ローコストを考えるとむしろ逆効果になることがあります。
なぜなら、既存の仕上げを解体処分するのにも工事費がかかるからです。50㎡程度の団地を完全なスケルトンにするには20万~30万円程度かかります。わたしは予算が400万円未満の団地リノベの時は残せるところは残してリノベーションできるよう提案しています。消えるものに総予算の1割も充てるのはもったいないですからね。逆に解体箇所を減らせば十数万節約することができるのです。例えば押し入れは残して再利用する、既存の仕上げの上にさらに塗装をするなどです。
TV番組のように自分で解体すればお金はかからないじゃない?という考えもあります。しかし素人が不用意に行うのは危険ですし、量が多い場合は廃棄が大変です。古い建物を解体する場合はかつて使われていたアスベストが飛散して吸い込んでしまうこともあります。行うならば解体の専門家をきちんとつけて実施することをお勧めします。
『高倉台団地の暮しのハコ301』では壊し方残し方を工夫した設計を行い、くわえて解体の専門家をつけて自主解体を行うことでコストをグッと抑えることができました。
団地リノベにおいて手を付ける箇所を少なくすることが工事費を減らすことにつながります。最も効果があるのが浴室、洗面所、トイレ、キッチンに手を付けないことです。つまりこれら水周りがそのまま使える、もしくは少し手を入れるだけで使える物件を選べばグッと工事費を抑えることができます。特に浴室と給湯器の改装は効果が大です。
狙い目は販売より数年以上前に水周りを改装した物件です。20年以上住んでいれば一度は水周りを改装しているものです。3点給湯やお風呂の自動お湯はりなど使い勝手が現代に近い仕様に変えられています。ピカピカのものやこまごました機能が必要でなければ取り替えて5年とか10年程度であれば清掃程度でまだまだ使えます。
弊社が物件購入からリノベーションまで手掛けた須磨区高倉台のリノベーション「高倉台団地の暮しのハコ301」は水周りの状態はとてもいいものでした。浴室はユニットバスに改装され、給湯も3点給湯に変えられていました。トイレ、キッチンもクリーニングすれば性能的には申し分ない状態でした。間取は大きく変えましたがこれら水周りの改装費用が節約することができたので規模の割に工事費はグッと抑えられています。
販売時に水周りを改装して売られているお部屋の場合、その分物件価格は高いため効果がトータルコストを抑える意味ではお勧めしません。販売より数年前改装であれば“古い設備”となって価格に反映されにくいので狙い目なのです。
讀賣新聞「住まいるR」のコーナーに吉永建築デザインスタジオ/団地不動産が物件探しからリノベーションの設計工事監理までお手伝いしました高倉台団地のリノベーション「高倉台団暮しのハコ301」が紹介されました。なぜ高倉台団地を選んだのかからリノベーションでの工夫など書かれています。


