下記の期間を年末年始の休業とさせていただきます。
2024年12月26日〜2025年1月6日
大阪府北摂高槻市で建築設計事務所を主宰している建築家です。
たのしくためになる建築をつくることがわたしのミッションです。
設備機器の打ち合わせを行いました。設備はどこにどのようなスペックのものを置くかで家の暮らし方やイメージが決まってしまいます。よって、間取りの打ち合わせと同じくらい大事な打ち合わせとなります。
特に照明は夜における暮らし方を左右します。依頼主さまからのリクエストは照明はなるべく少なくすることでした。そこでリビングでは思い切って天井には照明を設けず、キャットウォークの下に埋め込むことにしました。
点けなければ存在感はありません。直接部屋全体を照らすというよりは、いったん壁に光を当ててその反射光でやんわり周りを照らすという考え方です。本を読むには暗いですがそのときはスタンドライトを用意するからということにしました。夜の雰囲気を優先するならこのような考え方もありますね。
前回の打ち合わせで間取りの方向性が決まりました。今回の打ち合わせではより細かいところを詰めていきます。
建具の開き勝手、キッチンの大きさ、手摺をつける位置、こまごまとしたものの収納、タオル掛けなどなど。
猫ちゃんの性格もヒアリングし、それぞれの居場所や遊び場、爪とぎ、食事の場など想定していきました。
リビングには壁面いっぱいの本棚を設けることがご希望でしたが、それに猫用の階段板を設けました。壁面のアクセントにもなる一石二鳥のアイデアです。3匹がそれぞれ自分の居場所があるようにも配慮しました。
前回のヒアリングをもとに間取り案を作成しました。
改装前の間取りがこちら↓
これに対し間取り案を2パターン作りました。
どちらの案もダイニングキッチンは現在の位置でキッチンユニットを変更、和室は一つのリビングにまとめ、洗面脱衣室のレイアウトも変えています。キッチンのレイアウトが二型がいいのかL型がいいのかお客さんの意見を聞いてから決めたかったので2パターン提示しました。
イメージパースも作成しました。
まずは現地調査のために改装するお部屋を訪れました。昭和40年代につくられた分譲団地です。水周りも内装も大規模に入れ替えられていました。そのままで十分住める状態でしたが、猫ともども現状の暮らし方に合わせたいことそしてインテリアのイメージを好みに変えたいということでした。
南側は続きの和室になっています。もう部屋数はいらないので襖は取り払ってワンルームにしたいところです。
洗面もトイレも以前に改装されています。まだまだ使える状態ですがもっといい雰囲気にしたいですね。