2022年5月19日木曜日

団地を在宅ワークスペースにリノベーション

在宅勤務を選ぶ人が増えています。駅から遠いという立地の不利さは関係なくなるので、緑が多く商業施設・病院など利便施設が周囲にそろっている団地を自宅兼・仕事場に選ぶ方も増えているのではないでしょうか。分譲団地を買って仕事場にリノベーションするのもよいでしょう。一つ例を紹介しましょう。


長岡京の団地SOHO』では竹の台団地の一室を工業デザイナーのアトリエ兼自宅としてリノベーションしました。開放的で風通しの良い間取りをお客様は気に入っていましたが、そのままでは作業や来客に不便を感じていました。そこでオリジナルの間取りを活かしつつ部屋の大小や段差の取り方を工夫することにしました。

リノベーション前

リノベーション後

南側の続間の襖を取り払い12畳のオフィススペースとしました。作業用に図画工作室にあるような大きなテーブルを設えました。テーブルにはキャスターをつけレイアウトが変えられるようにしました。キャスターで床が傷つかないように弾力性のあるコルクタイルで床を仕上げました。

寝室と脱衣室は最低限の大きさに抑えその分ダイニングキッチンを広げ、来客にも使えるように設えました。寝室の扉は引き戸とし開け放てばオリジナルの開放的で風通しの良い空間を楽しむことができます。

寝室の壁面と床下にたっぷりと収納を設けました。プライベートに必要なものはすべてここに収め、表に出ないようにしています。