前回からの続きです。
洗面台にまつわる小さなストレスを解消するために設計に盛り込んだのは以下の点です。
1)使用時の使い勝手をよくする
・高さを上げる
まず洗面カウンターの高さを80㎝程度に上げました。
ようやく台を使わずに手洗いができるようになっていた息子には申し訳ないですが。
洗面器も底が浅い半埋め込み式に替えて
洗濯の手洗い時の作業高さを上げました。
水を貯められる量は減りますが
水を貯めて使うことがいままでなかったし
ほんとに必要ならばタライや浴槽を使えばいいことでした。
・底が平らな洗面器を選ぶ
底が平らな方が服や上靴を洗う時にしっかり固定できてぐいぐい洗えます。
周りへの水跳ねは起こりやすくなるのでそこは注意が必要。
2)カウンター下収納を充実させる
カウンター下はオープンにすることで魔窟化を防ぎました。
生活の変化に合わせて使う洗剤や道具は変わっていくので
仕切りがない方が対応しやすいメリットもあります。
今のところは大きなタライ、バケツ、ゴミ箱、キャスター付きの引き出しを収めています。
3)その他小さなこと
・カウンターを無垢の木にする
デザイン的にいいというのが一つ。
その割に安価であるというのが二つ目。
タオル掛けとかフックとか付けたくなったら自分でつけられるのが理由の三つ目です。
水滴は頻繁にふき取らないといけないですが自然と清潔になるので良しです。
・水栓をシンプルに
必要のない機能は削りました。
特にホース水栓は漏水の原因となるのでやめました。
ホース水栓からの漏水はマンションの漏水事故で最もポピュラーなものです。
シャワーもいらんわと。
・水栓がつけられる洗面器を選ぶ
水栓とカウンターの継ぎ目がうっすら汚れるのが地味に嫌でした。
ごしごし洗いたいところですがカウンターを木にするのでそうもいかない。
ということで洗面器の上に水栓がつけられるようにしました。
・ものが置ける洗面器を選ぶ
コップやせっけんなど使った後も水がついているものが遠慮なく置ける。
・カウンターの上を整理しやすくする
前のカウンターは洗面が埋め込み式なので真っ平でした。
どこにでもものが置けるのはよかったのですが
どこでも置ける分うっかりするとぐちゃぐちゃになりがちでした。
あえて洗面器をカウンターから出っ張らせておけるところを限定しました。
枠のようなものがある方が物が整理しやすいのです。
続く→