2020年5月17日日曜日

外壁とテラスに無垢の木を使うと経年でどれくらい痛むか、そして補修

外壁やテラスに無垢の木を使うことを考えている方のために
経年でどれくらい痛むのか事例を紹介しましょう。

事例となるのは弊社設計の高槻のスキップフロアハウスです。
外壁はカラマツ、ウッドテラスにはベイスギを張っています。
竣工当時の写真↓

築5年外壁↓
この年からほぼ毎年DIYで塗装を塗るようになりました。
日には焼けてきましたがきれいな状態です。

築10年↓
雨や日射がよく当たる箇所の傷みが目立つようになってきました。
デッキは表面が黒ずんでいますがしっかりとしています。


そして築15年↓
外壁は全体的に黒ずんできました。
また今まで塗り重ねてきた水性塗装が経年劣化で日焼けの跡のようにぽろぽろと捲れてきました。

見栄え的にも耐久性的にもDIYでの補修はこれ以上は難しいと判断し工務店に塗り替えを依頼しました。
地面からの雨の跳ね返りの影響で傷みが激しかった足元については張り替えました。
ウッドデッキは全体的には大丈夫だったのですが一部朽ちていたので全面的に張り替えました。

補修完了の様子です↓
全体的に黒ずんでいたので思い切って濃い色で塗りなおしました。
張り替えた個所と既存のままの箇所で色が変わってしまいますが時間がたてばなじむでしょう。

塗料はキシラデコールを塗りました。工務店によれば外壁はこれで5年は持つでしょうとのこと。
それ以降は前よりいい塗料を使ってDIYしていく予定です。5年ごとにプロに頼むと結構かかりますから。
前は扱いやすさを優先してホームセンターで普通に売っている水性の塗装を塗っていました。
工務店によると前述の通り年数がたつとぽろぽろはがれていくことがあるそうです。
10年くらいはもつけれどもそれ以降を考えるとどうかなといったところです。次回はキシラデコールかなと思っています。