春に自宅のカラマツ外壁の大々的補修を行いました。定期的にDIYで塗装していたのですが素人塗装では10年が限界のようです。
参考| 外壁とテラスに無垢の木を使うと経年でどれくらい痛むか、そして補修
カラマツ以外の外壁はガルバリム鋼板の一文字葺です。こちらはさびることもなくノーメンテナンスで15年を迎えました。くすんできていますが当初がギラギラ過ぎたのでちょうどいい感じです。建築家の頭と同じくシルバーグレーに落ち着いたということろでしょうか。何らか不具合があればカラマツの補修ついでに直そうと思っていたのですが全く問題ありませんでした。
竣工時(2004)の外観
ガルバリム鋼板についてはノーメンテナンスで、というのは設計の時から意図していたことです。ガルバリム鋼板は基本的にはさびません。塗装品の場合は色落ちなどで見栄えが悪くなりますが無塗装の素地であればくすんでは行くもののシルバーグレーの雰囲気は変わりません。メンテナンスが必要になることがあるとするとそれは止水性の劣化です。ここでは経年劣化が避けられないコーキングによる止水を極力避け、鋼板のかみ合わせによって止水するようにしています。屋根に使う工法を転用しているので止水性はばっちりです。
すべて手作業なので手間とコストはかかりますが15年ノーメンテナンスなので長期的には元が取れるでしょう。15年過ごしてみてガルバリウム鋼板のこの工法での外壁が“最強”であると確信しました。