解体工事が終わりました。残置した家財や仕上げが撤去され、屋根裏や床下の構造があらわになりました。
今まで隠れていた構造が露わになったところで、構造材のチェックを行います。構造材の位置、組み立てられ方、正確な寸法や傾きを確認して、大きく設計を変える必要がないか調査します。
構造上抜けないと思っていた柱が実はそれほど重要でなかったので抜けるようになったり、抜けるだろうと思っていた柱が構造上抜けなかったり。設計より有利になる箇所もあれば、逆に不利になる箇所もあります。それらを設計図に落とし込んで設計を修正していきます。リノベーション、とくに木造の場合は重要な作業です。